きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

日記

ひさしぶりの日記

久しく書いていなかったなあ。日記。毎日忙しく仕事に行って、帰ってきて、本を読んで、寝る。夜中の3時に起きる。覚醒する。5時に二度寝。6時前に起きて会社に行く。を繰り返している。 メンタルが弱っているかというと大分大丈夫になってきた。ただ、寝不…

日記ってなんだろう

しばらく書いてなかったのだけど、今日はすごく嫌なことがあったらブログをやっていたことを思い出した。 紙に書く日記ってたぶん自分だけのものだけど、こういう公開されるものにって結局心の内に起った本当の事(仕事でだれそれがあーでこーで)というのは…

男性の育児について

今日はちょっとデリケートな話をしようと思う。 会社に子どもが産まれた男性がいるのだが、在宅勤務ということにして全然会社に来なかった。下の子の保育園の送り迎えをする必要があるということで。管理職。パートナーもうちの会社。産休をとっている。 電…

忙しい一週間を終えた

本当に忙しい一週間が終了。 といってもプライベートでいろいろ出歩いているだけなのだけど。 今日もちょっと遠出して、年上のお友だちとお蕎麦を食べた。美味しかった! あまり踏込んだお互いの人生を知らなかったのだけど、今日はいろいろ聞いてその大変さ…

お休みの日に早起き

三連休。仕事し出すととても楽しみなものだった。休んでいる間は毎日休みだったのにね。 時計をプレゼントしてもらった。スマートウォッチ。 すごくかわいい。前のも同じメーカーのだったのだけど液晶ディスプレイがへたってきていたのだ。寿命といえる期間…

やりたいことをやってから考える

今日同僚と話していて、わたしは仕事のためにやりたいことをセーブしているかもしれないと思い当たった。体力的な面で、「ここまで起きてやっちゃうと仕事のパフォーマンス落ちるからやめておこう」みたいなところがある。 徹底的に本読んだり、ヨガガンガン…

まるまる一週間

メンタルをやられ、7ヶ月休んで復帰してフルで1週間勤務した。正直通勤電車で体力を削られる。あんなに毎日通ってたのに身体はわすれるものなのだなあ。しんどいぜ。 それでも落込むことも焦ることもなく仕事をすることが出来ている。ぼちぼちだけども。 休…

『ハーモニー』伊藤計劃

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 作者:伊藤 計劃 早川書房 Amazon 『虐殺器官』に続いてこちらも。健康が全て管理された世界。生きる、老いる苦しみがとてもとても縮小されている。その価値観に驚かされる。 身体に悪いことを取り締まり、心が乱されればすぐに…

お仕事してます

仕事に復帰。すごく緊張したけれども、まったく自然に元通り。 本当にずっと休んでいたのかも分からないくらい。 産業医との面談で、当面は残業しないという配慮をしてもらうことになった。 通勤が意外としんどいね。いやいやこれずっとやってきたのにちょっ…

不思議だなあと思うこと

娘が髪の毛をショートカットにした。その写真を父親に送ったら、「お母さんに似てるね」と返事が来たらしい。 あの人、わたしのことを子どもたちとの話題に出すのね。 不思議な気持ち。 離婚してから一度も会ったことがない。 もう今は思い出しても苦しいこ…

復帰します

全然書いてなかったメンタル日記。 今日、復帰することが決まりました。 ほっと一安心。 自分では猛大分いいと思っているけどなかなか先生がうんと言ってくれなかった。 きちんと休めと。 今日の診察で復帰したいと再度訴えたら、「そうだね、もう大丈夫だね…

『虐殺器官』伊藤計劃

『虐殺器官』伊藤計劃 ハヤカワ文庫JA 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 作者:伊藤 計劃 早川書房 Amazon スーッと読もうと思ったらスーッと読めてしまう。SFなのだけど、人間としての自分を主人公が見つめて行く様が自分に重なっていってしまう物語。 暗殺を行う…

2024年が始まって

地震や大きな事故で正月感がないスタートだった。 ちょっとうれしいことがあった。 わたしの影響で息子がKindle Paperwhiteを買ったのだ。 Kindle Unlimitedにも入って、自分の好きな分野以外の読書を広げていくらしい。読書メーターも紹介した。カバーも買…

2023年の終わりに

結局会社は休んでいるまま新しい年を迎える。 復帰のためのリハビリはしているのでそう遠くない未来に会社に行くのは確かだと思う。 行きたくないなあとかそういうのはない。 純粋にはたらきたいなという気持ちがわいている。 それを大事にいまをしっかりみ…

『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』

『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ編 早川書房c 折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 早川書房 Amazon 中国SFの短編詰め合わせ。『三体』、『荒潮』を読んでいたので楽しめた!全然中国文化には詳し…

『街と、その不確かな壁』村上春樹

街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 26 前知識なく読み始めたら、「あれ?『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』じゃない???」となった。もちろんそんな焼き直しではなかった。 あとがきを…

『一人称単数』村上春樹

一人称単数 (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 25 短編集の最新。 「石のまくらに」 短歌を交えた短編。昔の作風を思い出す。 「クリーム」 招待された演奏会がなかった…。老人のクリームのつぶやき。 スッキ…

『騎士団長殺し』村上春樹

騎士団長殺し(第1部~第2部)合本版(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 24 この長編も面白かった。メタファー。たまに村上氏のメタファーにおなかがいっぱいになったのだけどこれはよかった。 村上氏が歳を…

『女のいない男たち』村上春樹

女のいない男たち (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 23 これはテーマが「女のいない男たち」の短編集なんだよね。 著者は男というのを改めて感じる。 「ドライブ・マイ・カー」 男性の複雑な心境とドライブと…

『色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 22 ある意味完璧な高校生時代を過ごして閉まったが為にその関係性が崩されたことのショックが人を本当の底のところで変えてしま…

『1Q84』村上春樹

1Q84(BOOK1~3)合本版(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 21 いちばんの長い小説だった。文庫で6冊。読み応えあり。 現実と小説の中の出来事が交錯していく村上ワールド全開。長いのにどんどん先を…

『東京奇譚集』村上春樹

東京奇譚集(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 20 短編集、これも面白かった!日常に潜む不思議なお話。 ・偶然の旅人 村上氏自身の「たまたま」の一致の不思議な経験と、ゲイのピアノ調律師の「たまたま」の経…

『アフターダーク』村上春樹

アフターダーク (講談社文庫) 作者:村上春樹 講談社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 19 すごくリアルなのに夢のような不思議な感覚も混じってくるお話。 一晩の出来事で、時間ごと、視点違いで小さなまとまりが交互に展開されていくのでテンポ…

元気になっていると思う

最近、やっと出かける元気が出てきたのでいろいろ出歩きかついろんな友だちとも会うようにしている。 平坦になったこころというか、以前のような起伏のない状態になって初めて親との関係を冷静に見つめることが出来ている気がする。なんというか、素直に受け…

『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹

神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 18 神戸の震災後の短編連作。村上春樹は神戸市出身なので気になることだったのだろう。 地震にまつわる短編。被災地からちょっと離れたところで起…

『海辺のカフカ』村上春樹

海辺のカフカ(上下)合本版(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 17 ほぼ刊行順、お薦めに従って読んできて長編で今のところ一番面白かった! 非常に読みにくいというか、目を背けたくなる描写もあるのだけど、…

髪の毛を切った

ここ4年ほどロングだった髪を思い切って切った。 とてもとても軽くなって、心も軽くなったみたい。 ずっとロングでいると傷みが気になってきたのもあるけど、なんか切りたいなあみたいな気分になった。 まだ会社を休んでいる訳なんだけど、もう復帰できるん…

『スプートニクの恋人』村上春樹

スプートニクの恋人 (講談社文庫) 作者:村上春樹 講談社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 16 これはミステリ風でいて異国の雰囲気をたっぷり味わえる盛り合わせみたいな小説。すみれという女性がとても魅力的。読後感より途中の盛り上がりがい…

『レキシントンの幽霊』村上春樹

レキシントンの幽霊 (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 15 『レキシントンの幽霊』村上春樹 文春文庫 短編いいと言いつづけて、これが今までで一番好き。 ・レキシントンの幽霊 ホラーにならない雰囲気を読ま…

『パン屋再襲撃』村上春樹

パン屋再襲撃 (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 14 やっぱり短編はいいな! ・パン屋再襲撃 絵本版でよんだけど、行動のリアルなところと発想のファンタジーさのギャップがいい。 ・象の消滅 象はよくでてく…