きこえてきたこと

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『或る夜の出来事』 モノクロラブコメディ

1935年第7回アカデミー賞を総なめした作品。主演はクラーク・ゲーブル

或る夜の出来事(字幕版)

或る夜の出来事(字幕版)

  • クラーク・ゲイブル
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 アカデミー賞を見てみようシリーズ。ものすごくわがままなお嬢様の家出と上司とけんかをした新聞記者のNYへの珍道中。最後は娘を追いかけていた富豪の父親が・・・。

 

 クローデット・コルベール演じるエリーがまあいい感じにいやーーーなお嬢様。彼女がクールだけど頼りになるクラーク・ゲーブル演じるピーター・ウォーン。コメディなわけで、めんどくさい性格のふたりがややこしい感じで関わり合って・・・と。どちらかというとラブストーリーよりコメディ色の強い前半から後半の展開はめちゃくちゃいきなりで早いかも。

 こんなすてきな美男美女、しかもお金持ちのお嬢様と夜行バスで隣になって、っていう偶然。すごいって思うけど、自分もある程度生きてきてふと思ったのだけど、こういう「え!すごい!こんなことってある!?」ってことは、本当はたくさんある気がする。そういうことに心が反応する力が高まっているか弱まっているかの違いのような気がしている。

 だって自分が生きてることだって不思議じゃん。っということをストーリーからぶっとんで考えていたエンディング。

 

★この間見たアカデミー賞第1回作品賞 『つばさ』

 

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