お昼前に後輩からメッセージがきた。
「今日、おひる一緒にどうですか?」
連休の中途半端な平日。オフィス街は人も少なめだしまあいっかと思ってビルの1Fで待ち合わせる。
実家に帰って離婚した弟と両親と昔の家族4人になっちゃったねといっていた話をしたら、急に真面目な顔で言い出した。
「今日は愚痴だけ聴いてもらおうかと思ったんですけど…わたし、離婚してもいいと昨日思ったんです。」
…え?え??
彼女はもう10年程前かな、うつ病になって短期間休職した。ほんと短い。その後婚活して結婚したのだけど、そのときにうつ病のことを相手に告げていなかったらしい。復帰以降薬も飲まず、普通に生活している。婚活はそういう状態になってから。
昨日、夫婦げんかの時に「おれは騙されて社会不適合者と結婚してしまった」となじられたらしい。
「実家のご家族は誰か知っているの?」「両親もきょうだいも知っていて、帰ってこいといっています」とのこと。
実はこの後輩と話すのはコロナの一年前の産休前、トータル3年ぶりくらい。
こんなことになっていたとは・・・。
「わたしは離婚するしかないと思っているけれど、騙されたと思っている彼に償うために何を言われても頑張るべきじゃないかとも思っている」
と言い出す。
「がんばって誰に認めてもらうの?」
といったら、黙ってしまった。
真面目なんだよな。だから辛くなる。自分はまだがんばれていないのかもと思うんだね。
かえりに、お母さんと相談するといっていた。
そんなこと、がんばらなくていいんだよ。