きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

日記を続けようと思う

つげ義春日記』つげ義春 講談社文芸文庫

本当に日記だった。本の数行、その日にあったことの自分の気持ちを書き留めている。

子どもが産まれ、妻が癌にになり、自らが神経症に悩まされる。

読んでいる方は、なんだか他人の日記をのぞき見している感じだったのだけど、後半のメンタルを病んでいる様はわたしは自分と被っちゃって入り込んでしまった。

だいぶんこのブログも放置していたのだけど、それは目の前のことに一生懸命になってしまい、自分のことを振り返ったり、それを書き留めたりする余裕がなかったから。

最近思うのは、わたしって自分はこうありたいというものと現実のギャップが全然埋まらないことに対して自己認識が薄かったなと。埋まらないもんは埋まらないんだ。

この本を読んで、やっぱり埋まらないことを踏まえて、いっこいっこ目の前のことをかたづけていくことが必要だなと感じた。そしてそれを書き留めることで、そうやって一日を過ごした自分を自認する。いっこいっこ。

ということで、できるだけ日記を書いていこうと思う。数行でも。

その日生きた自分を確認するために。

 

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