新美南吉だなあ。
リアルで買いに行った。あまりの寒さに。昨年の冬に手袋の片方をなくしてそのまま。
おかあさんきつね、自分が人間信用できないのにどうして子狐だけいかせたんだろう。どこかにある自分はいけないという心。子狐が自分ではない他者だったんだろうな。どこかで。だれにでもあること。どんなに愛していても、他人だもの。
「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」
どうしても他者が信じられないおかあさんきつね。それはわたし。だれもがおかあさんきつねなんだ。
ということを手袋を買いながら思った今日。
明日の通勤がちょっと楽しみ。なくさないようにしなくちゃ。