村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 24
この長編も面白かった。メタファー。たまに村上氏のメタファーにおなかがいっぱいになったのだけどこれはよかった。
村上氏が歳を経るごとに登場人物になにか惹きつけるものがあることがはっきりしている感じがする。いいなあ。
文章で絵について訴えるのって挑戦だなあ。読み手は想像力を働かせる。風景描写以上にそして「見てみたい」が近寄ってきてよりリアルにストーリーを感じていける気がした。
眼に見えるはずのないものが見える。それだけでファンタジーなんだけど、読ませる力でその違和感が薄れて本当の事って難だろうという迷いの中に自分が入る感じ。
小説もあと2冊!