村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 18
神戸の震災後の短編連作。村上春樹は神戸市出身なので気になることだったのだろう。
地震にまつわる短編。被災地からちょっと離れたところで起っている、地震と距離があるようで関係しているストーリー。
・UFOが釧路に降りる
この先どうなるんだという男の前にいろんなことが勝手に起っていくような話。
・アイロンのある風景
たき火、いいよな
宗教二世問題について、信仰について考えさせられる。
白い石は、蛇に飲み込まれたのだろうか
・かえるくん、東京を救う
片桐さんの前で消えたかえるくんは・・・
・蜂蜜パイ
大学生の頃を思い出す。
読後感は痛みを伴いながら顔を前に向けている感じだ。
とてもいい。