きこえてきたこと

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男性の育児について

今日はちょっとデリケートな話をしようと思う。

会社に子どもが産まれた男性がいるのだが、在宅勤務ということにして全然会社に来なかった。下の子の保育園の送り迎えをする必要があるということで。管理職。
パートナーもうちの会社。産休をとっている。

 

電話掛けても一回で出ることはない。子どもの送り迎えのために中抜けを毎日二時間でスケジュールが入っている。朝8時から20時まで仕事をしているとスケジュールには書いてあるけど、ある方法でPCを操作しているかどうか分かるんだけど、8時過ぎにONになっていることはない。

忙しそうにして仕事を振られないように立ち回る。出てくる仕事のクオリティが信用できない。ぶっちゃけ、同じ部署の人間がちゃんと仕事をしていると感じられないのだ。

管理職で成果主義といわれればそれまでだが、明らかにアウトプットできてないのにこれはどういうことだろう。

どうせなら夫も育児休暇を取ってくれないかなと思った。休めないという。

男性の育児参加を認めないのかという剣を振りかざされる。

 

周囲には子どもが高校生くらいになった産休育休経験者がたくさんいる。わたしの頃はミレニアムベビーで保育園もなかなか入れなくて無認可の所に長時間預けるために月に10万円以上払っていた。両親が遠く離れたところに住んでいて助けもなかった。それでもなんとかやっていた。

それにしても共働きでお迎え時間を17時に設定していることがわたしにはちょっと理解が出来ない。時短勤務申請をするならば分かるのだけど…。

わたしがやってきた苦労が正解で同じくらいやれとはいわないけど…。これも悪いところなんだよね。辛酸なめてきたママさんたちは「自分の時は...」でいろいろ思っちゃうんだよ。でも新しい世代にはそういうのは押しつけちゃいけない。ここは自省。

ということで、本来「育児に参加してすごい男性だね!」といいたいところなのだけど、職場の女性陣から状況を考えて欲しいと偉い人に話が上がった。そして彼の在宅は通常のパターンの週に2回までになった。

たぶんね、人の問題だとは思うんですよ。でもなんというか、ちゃんと育児休暇を取る人は全力で周囲がバックアップしているのだけど、この何もかも今のままの仕事(と報酬)で育児してますから!というのに大分辟易したのです。

男性もガンガン育児休暇を取ればいいと思うんです。その方がきっと周りも応援しやすい、ということを思いました。