きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

こどもの就職内定が出た

 最近、娘が内定をもらった。第一志望じゃないらしいけど。

 わたしは子どもに関しては本当に自由にしたらいいと思っているのでうるさいことは全然いわない。実は自分より子どもたちの方が社会適合性が高いと感じているので、きっとなんとかやっていくだろうと思っている。わたしより全然いい。

 

 娘は勉強が出来ないわけじゃなかったのだけど、離婚したときに父親側が「女の子は勉強が出来るとろくなことにならない」といって習い事を全部やめさせた。そのことは申し訳ないなあと思っていたけど、本人はけろっとしいて部活出来たし全然気にしてないと言っていた。そうかなあ。わたしに遠慮してるんじゃないだろうかとたまに思い出して苦しくなった。

 高校を受けるときは「いけるところで精一杯やるから大丈夫」、大学は自分でいきたいところを探してきて、オープンキャンパスについてきてといわれていった。そこで入試担当の先生に「どうやったら入れますか?」って自分で一生懸命聞いてるのを横で見ていて、「ああ、わたしの出る幕はない」と思った。とあるスポーツ競技でかなりの実績があるので推薦も取れなくもないのに、自分が行きたい学科は推薦がないからと受験していた。わたしは自分が高校生の時なんてすごく受動的だったからすごいなあと感動した。

 就職は自分が続けられるようなものを探していたらしい。わたしなんて知名度で決めてたよ…。まあ時代は変わったな。そしてわたしもそれいいなあと思う。

 わたしは子どものことに興味がないのかもしれない。自分の持ち物的に思ったことがない。彼らの人生が自分で前に進めるものであればいいし、困ったら頼ってくれればとしか思っていない。自分の人生は思い切れなくても彼らが思いきるときは応援できそうなのは他人ごとなのかな。応援しているのは間違い。