村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 25
短編集の最新。
「石のまくらに」
短歌を交えた短編。昔の作風を思い出す。
「クリーム」
招待された演奏会がなかった…。老人のクリームのつぶやき。
スッキリしないけどなんかいい。
「チャーリー・パーカー・ブレイズ・ボサノヴァ」
手にしたはずのLPがなかった話。不思議ストーリー。
「ヤクルト・スワローズ詩集」
ヤクルトファンでなくても推しがいる人には伝わる熱さ。
「謝肉祭(Carnaval)」
これよかったな。人の魅力って、目の前にしないとわからないよね。
「品川猿の告白」
以前出てきた品川猿のその後。おもしろい。
「一人称単数」
これは自分の中に誰かを傷つけたことを否定できないということかなと。
それは自分もそうだな。
ちょっと大人な感じがする短編集だった。