きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

『推し、燃ゆ』 宇佐美りん

 

 推しがいる。自分にもいるからものすごくよくわかる。年齢や対象は違えども、推し推す感覚は読んでいて、ああ自分の中にもこれがあると感じた。

 投影だよね。偶像(アイドル)と自分の一体感って。一体になっていると思っていることで自分が生きている。

 生きづらさを抱えた主人公の生きる様をただただ感じる。感じるだけなのだ。自分の中にもあるものをちらちらみながら。