いのちが望まないのに奪われるというのは苦しい。
遠くの国の戦争より、知ってる駅の事件。
きっとそれより自分の家族の死。
そんなことでないと死について考えられない自分。
わたしは自分はいつ死んでもしょうがないし、きっとわたしのことは瞬間悲しくても忘れるんだと思っていた。
最近、死ぬのが怖いなと思う。どうしてかわからないけど。
わたしは死ぬのが怖いんだ。
でもそう思っていたら生きていられないな。そればっかり考えたら生きていけない。
独りでいるときに死ぬのはいいけど苦しみたくないな。そういうことばかり思いついては打ち消して、ふと考えてはなにかに集中して忘れようとして。
誰もいない暗い海辺に行って、波の音を聞いてみたい。絶えずわたしのこころに届く波の音。今日はそんな気持ち。