きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

夜の海にいきたい

 いのちが望まないのに奪われるというのは苦しい。

 遠くの国の戦争より、知ってる駅の事件。

 きっとそれより自分の家族の死。

 そんなことでないと死について考えられない自分。

 

 わたしは自分はいつ死んでもしょうがないし、きっとわたしのことは瞬間悲しくても忘れるんだと思っていた。

 最近、死ぬのが怖いなと思う。どうしてかわからないけど。

 わたしは死ぬのが怖いんだ。

 でもそう思っていたら生きていられないな。そればっかり考えたら生きていけない。

 独りでいるときに死ぬのはいいけど苦しみたくないな。そういうことばかり思いついては打ち消して、ふと考えてはなにかに集中して忘れようとして。

 

 誰もいない暗い海辺に行って、波の音を聞いてみたい。絶えずわたしのこころに届く波の音。今日はそんな気持ち。