きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

SNSをやめてみた

 自分が投稿しても基本的に他人の投稿を見にいかないようにしてから長いのだけど、意思を持って見ないことにしてから1ヶ月近く経つかな。

 結論としては非常に快適。雑音が入らないというより、目から入った情報を勝手に自分の価値感で推測してあーだこーだ思って疲弊することがなくなった。それでも仕事のストレスでしんどいことはあるのだけど。それでもSNSを見ない方がよいなとは思う。

 そもそもSNSのなにがストレスなのか。

 なんというか、投稿を書いている人の透けて見える心に自分が評価をつけてしまうことがしんどいんだな。その「透けて見える」というのも自分が勝手に想像したことに過ぎないかもしれないのにあたかもそれが間違いないかのように感じてしまう自分。

 一周回ってそういう自分にも疲れるわけだ。

 まあ、本当に合わない人の投稿を人間関係だけで目にしてしまうのもしんどいのよね。だったら全部見なければいいわという極端に走るわたし。

 でもそれでもいいかなと思う。本当に関わる人とはリアルで関わるわけだし。わたしは目の前にいる人に心を向けたいなと思う。

 確かにネットで知り合った方たちはたくさんいるし、そういうのが楽しくてためになるなあと思うこともある。まあでも、わたしはわたしという現実、目の前を生きるのでもいいのじゃないかと思う。

 たくさんの人と知り合う必要もなくて、知られる必要もなくて、そんなんでいいんじゃないかと最近思う。SNSの画面を見て自分でない他者の世界を垣間見る楽しさもいいけど、最近はその時間を自分の読みたい本、見たい映画に振り向けている。「わたし」がしたいこと。わたしの時間。わたしがわたしのことを考える時間。という気がしている。