きこえてきたこと

哲学、読書、文学、宗教、映画、日々のこと。

小説

『TVピープル』 村上春樹

TVピープル (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 11 やっぱり短編集は面白い。 TVピープル 不思議な存在が現れる。 飛行機 独り言、気になるな。 我等の時代のフォークロア 時代性を感じる話。女性の立場から、…

『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹

『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹 講談社文庫 回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫) 作者:村上春樹 講談社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 9 これは面白かった!村上春樹が小説にしきれなかった、他者から聞いたことまるごとそのままお…

『中国行きのスロウ・ボート』村上春樹

『中国行きのスロウ・ボート』村上春樹 中公文庫 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) 作者:春樹, 村上 中央公論新社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 5 こちらは紙の本。Kindleがないのだ。短編集。 「中国行きのスロウ・ボート」 なんだかス…

『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹

『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹 講談社文庫 ダンス・ダンス・ダンス (講談社文庫) 作者:村上春樹 講談社 Amazon 村上春樹を順番に読んでいこうシリーズ 4 『羊』&『鼠』の世界観の長編はこれで終了。 最終的に「羊」のいる世界と半分解けて居るような…

『リア王』 シェークスピア

『リア王』シェークスピア 光文社古典新訳文庫 リア王 (光文社古典新訳文庫) 作者:シェイクスピア 光文社 Amazon 古典を読もうと思ってKindle Unlimitedで。 結構しんどいときになぜ四大悲劇を選んでしまったのだ。わたしは…。 シェークスピアというのは人間…

『海と毒薬』 遠藤周作

久しぶりに小説を読んだ。 海と毒薬 (角川文庫) 作者:遠藤 周作 KADOKAWA Amazon ときどき遠藤周作の本を読んでいる。 これは実際にあった九州大学生体解剖事件(米兵捕虜の人体実験)をイメージして(という表現がいいのかな)書かれたもの。 生きている人…

『桜の樹の下には』 死が美しく見えるのは

たまに読みたくなる梶井基次郎。 『桜の樹の下には』 これAmazonの青空文庫にあるのでKindleお持ちの方は無料で読めますよ。 桜の樹の下には 作者:梶井 基次郎 Amazon 桜の樹の下には屍体がある。 桜の美しさはその根の下にある生物の循環にある。もっと言え…

『日の名残り』 小説も映画も

『日の名残り』 カズオ・イシグロ Audibleで聞いた。 日の名残り: ノーベル賞記念版 作者:カズオ イシグロ,土屋 政雄 発売日: 2018/08/26 メディア: Audible版

「たまたま」戦争に勝ったり、いい人になったり、死んだりしている ー『坂の上の雲』

大分時流に遅れているかもしれないが、近代の名作だからいつ読んでもいい気もする。 『坂の上の雲』/司馬遼太郎(文春文庫) 全8巻を読破した。 合本 坂の上の雲【文春e-Books】 作者:司馬遼太郎 発売日: 2016/01/01 メディア: Kindle版 ドラマを先に見てい…